手取り20万の家賃目安は5〜6万円|その根拠を解説
手取り20万で家賃をいくらにすべきかを考える前に、まず「手取り」の正確な意味を確認しておきましょう。手取りとは、給与の額面(総支給額)から所得税・住民税・社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)を差し引いた後に、実際に銀行口座に振り込まれる金額のことです。
手取り20万円は、額面に換算すると約24〜26万円に相当します。つまり、毎月6万円前後が税金や社会保険料として天引きされている計算です。家賃の予算を考える際は、必ずこの「手取り額」をベースにしましょう。
一般的な目安は「手取りの3割」=約6万円
家賃の目安として広く知られているのが「手取りの3割以内」という基準です。手取り20万の場合、3割は6万円にあたります。この金額であれば、残りの14万円で食費や光熱費、通信費などの基本的な生活費をまかないながら、多少の貯蓄も可能です。
ただし、近年の物価上昇や固定費の増加を考慮すると、手取り20万で家賃6万円はやや上限に近いラインといえます。貯蓄や趣味にもお金を回したい場合は、家賃を手取りの25%(5万円)程度に抑えるのがより安心です。
「3割」と「3分の1」の違いに注意
「手取りの3割」と「手取りの3分の1」は混同されがちですが、実は微妙に異なります。手取り20万で計算すると、3割(30%)は6万円、3分の1(約33.3%)は約6万6,700円です。この差は月約6,700円ですが、年間では約8万円もの開きになります。手取り20万で家賃を検討する際は、「3割以内」を目安にするほうが余裕を持てるでしょう。
入居審査の基準も確認しておこう
手取り20万で家賃を検討する際、入居審査の基準も知っておくと安心です。一般的に、入居審査では「家賃の36倍以上の年収」が目安とされています。手取り20万で額面月収が約25万円の場合、年収は約300万円(ボーナスなし)〜約366万円(ボーナス込み)程度。この場合、家賃8万円程度までは審査に通る可能性がありますが、生活の余裕を考えると5〜6万円が現実的です。
【家賃別】手取り20万の生活費シミュレーション
手取り20万で家賃をいくらにすれば無理なく暮らせるのか、家賃5万円・6万円・7万円の3パターンで生活費をシミュレーションしてみましょう。
家賃5万円の場合|貯蓄重視で余裕のある生活
手取り20万で家賃5万円に設定した場合、残りは15万円です。食費3万円、水道光熱費1万2,000円、通信費8,000円、交通費8,000円、日用品・雑費8,000円、交際費・娯楽費1万5,000円、保険・医療費5,000円とすると、合計の生活費は約8万6,000円。家賃と合わせた月の支出総額は約13万6,000円となり、毎月約6万4,000円の貯蓄が可能です。
手取り20万で家賃を5万円に抑えれば、年間で約77万円の貯蓄も夢ではありません。将来の引っ越し費用やまとまった出費への備えができるほか、趣味や自己投資にも余裕を持てます。都心部では5万円台の物件を見つけるのが難しい場合もありますが、駅からの距離や築年数の条件を柔軟に見直せば、選択肢は広がります。
家賃6万円の場合|バランスの取れた標準プラン
手取り20万で家賃6万円の場合、残りは14万円です。生活費の内訳を食費3万2,000円、水道光熱費1万2,000円、通信費8,000円、交通費1万円、日用品・雑費8,000円、交際費・娯楽費1万5,000円、保険・医療費5,000円とすると、合計約9万円。月の支出総額は約15万円で、毎月約5万円の貯蓄が見込めます。
家賃6万円は手取り20万の3割にあたり、多くの専門家が推奨する上限ラインです。大幅な節約をしなくても生活が成り立ち、適度な貯蓄も確保できる、バランスの取れたプランといえるでしょう。ただし、外食が多い方や車を持っている方は、支出が膨らみやすいので注意が必要です。
家賃7万円の場合|利便性重視だが節約が必要
手取り20万で家賃7万円(手取りの35%)を選ぶと、残りは13万円です。先ほどと同じ生活費の内訳で計算すると、貯蓄に回せるのは毎月約4万円。一見余裕があるように見えますが、季節による光熱費の変動、冠婚葬祭などの臨時出費を考えると、実際にはギリギリの月も出てきます。
手取り20万で家賃7万円を選ぶのは、駅近や築浅など利便性を重視する場合の選択肢です。ただし、食費を自炊中心にする、通信費を格安SIMで抑えるなど、日常的な節約努力が前提となります。「貯金がなかなかできない」と感じるリスクもあるため、慎重に検討しましょう。
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手取り20万で家賃を抑える物件選びの7つのコツ
手取り20万で家賃をできるだけ抑えたい方のために、物件選びの具体的なコツをご紹介します。
最寄り駅から徒歩10分以上の物件を検討する
駅から近いほど家賃は高くなる傾向にあります。徒歩10分以上の物件であれば、駅近物件と比べて5,000円〜1万円ほど安くなることも珍しくありません。自転車を使えば通勤にも支障がなく、手取り20万で家賃を抑えるには効果的な方法です。
各駅停車のみの駅を狙う
急行や快速が停車する人気駅の周辺は家賃相場が高いですが、隣の各駅停車の駅なら相場が抑えられます。通勤時間が数分長くなるだけで、月5,000円〜1万円の節約になることもあります。
築年数にこだわりすぎない
築20年以上の物件でも、リノベーション済みであれば室内は新築同様にきれいなケースがあります。築年数だけで候補から外さず、実際に内見して判断しましょう。築古物件は設備が古い場合もありますが、その分家賃が大幅に安くなるメリットがあります。
1階の物件も選択肢に入れる
同じ建物でも、1階の部屋は上階に比べて家賃が安く設定されていることが多いです。防犯面が気になる方はオートロック付きの物件を選ぶなどの工夫をすれば、安心して暮らすことができます。
バス・トイレ別にこだわらない
ユニットバス(バス・トイレ一体型)の物件は、バス・トイレ別の物件に比べて家賃が1〜2万円安いこともあります。手取り20万で家賃を抑えたい場合は、設備の条件を緩めることで選択肢が広がります。
フリーレント物件を活用する
フリーレント物件は、入居後1〜3ヶ月程度の家賃が無料になる物件です。月々の家賃自体は変わりませんが、年間の総支払額で考えると実質的なコスト削減になります。手取り20万で家賃の負担を軽くしたい方は、フリーレント付きの物件も積極的にチェックしましょう。
閑散期に物件を探す
1〜3月の引っ越し繁忙期は家賃が高めに設定されがちです。4月以降の閑散期に物件を探すことで、家賃交渉が通りやすくなるほか、同じエリアでもお得な物件が見つかりやすくなります。
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手取り20万で家賃以外に注意すべきポイント
手取り20万で家賃を考える際、家賃そのものだけでなく、以下のポイントも忘れずにチェックしましょう。
管理費・共益費を含めた総額で判断する
家賃が予算内でも、管理費や共益費が別途かかる場合があります。たとえば家賃5万5,000円でも管理費が5,000円なら、実質的な住居費は6万円です。手取り20万で家賃を検討する際は、必ず管理費込みの総支払額で予算を考えましょう。
初期費用の準備も重要
賃貸物件に入居する際は、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料などの初期費用が必要です。一般的に家賃の4〜6ヶ月分が目安となるため、手取り20万で家賃6万円の物件を借りる場合、24〜36万円程度の初期費用がかかる計算です。初期費用を抑えるには、敷金・礼金ゼロの物件を選ぶ方法もあります。
交通費とのバランスを考える
家賃が安いエリアでも、通勤の交通費が高額になると総支出は変わりません。たとえば家賃が月5,000円安くなっても、交通費が月8,000円増えるなら逆に損をしてしまいます。手取り20万で家賃を考える際は、交通費を含めた「住居+通勤コスト」で比較しましょう。
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手取り20万で貯金を実現するための生活費節約術
手取り20万で家賃を払いながら貯金を続けるためのポイントをご紹介します。
固定費を見直す|通信費と保険料がカギ
大手キャリアのスマートフォンプランから格安SIMに乗り換えるだけで、通信費を月3,000〜5,000円節約できることがあります。年間では3万6,000〜6万円もの差になります。また、不要な保険に加入している場合は見直しを検討しましょう。
食費は自炊を基本にする
手取り20万で家賃を払いながら貯金するには、食費のコントロールが重要です。外食を週1〜2回に抑え、自炊を基本にすれば、食費を月2万5,000〜3万円に収めることが可能です。まとめ買いや作り置きを活用して、無理なく食費を抑えましょう。
先取り貯蓄で確実に貯める
手取り20万で家賃を払った残りから「余ったら貯金する」という方法では、なかなか貯金は増えません。給料日に先取りで一定額を貯蓄用口座に移す「先取り貯蓄」を実践しましょう。手取り20万で家賃5万円なら月3〜5万円、家賃6万円なら月2〜3万円の先取り貯蓄が現実的な目標です。
まとめ|手取り20万の家賃は5〜6万円がベスト
手取り20万で家賃をいくらにすべきかという問いに対する答えは、5〜6万円が最もバランスの取れたラインです。手取りの25%(5万円)に抑えれば貯蓄に余裕が生まれ、3割(6万円)であれば生活費とのバランスが取りやすくなります。
家賃7万円以上になると手取りの35%を超え、日常的な節約が必要になるため、長期的に無理が生じるリスクがあります。管理費や交通費を含めた「総住居コスト」で判断し、自分のライフスタイルに合った家賃を設定しましょう。
手取り20万で家賃を抑えつつ快適に暮らすためには、駅からの距離や築年数の条件を柔軟に見直すことが大切です。エアドアでは、管理会社と直接連携したリアルタイムの空室情報を掲載しており、おとり物件なしで安心してお部屋探しができます。家賃や管理費を含めた条件検索で、手取り20万でも満足できる物件をぜひ見つけてみてください。