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賃貸契約の流れと必要なものの全体像
賃貸物件の契約は、大きく分けて「入居申し込み」「入居審査」「賃貸借契約」の3つのステップで進みます。入居申し込みの段階では申込書への記入と身分証明書の提出が中心ですが、審査を通過して本契約に進む段階では、住民票や印鑑証明書などの公的書類や、初期費用としてまとまったお金の支払いが求められます。
申し込み時と契約時で必要なものは異なる
申し込み時はコピーやデータで対応できることが多いのに対し、契約時には原本や役所で取得する公的書類の提出が必須となります。また、連帯保証人を立てる場合は、保証人本人の住民票や印鑑証明書も必要です。書類の中には取得に数日かかるものもあるため、審査期間(通常2日〜1週間程度)を利用して早めに準備を進めましょう。不動産会社や物件によって求められる書類は異なるので、申し込み後に必ず担当者に確認してください。
入居申し込み時に必要なもの
入居申し込みは、気に入った物件に「住みたい」という意思表示をするステップです。この段階で提出する情報は入居審査に使われるため、正確に記入することが重要です。
身分証明書
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、顔写真付きの公的な本人確認書類が必要です。健康保険証で対応できるケースもありますが、顔写真付きの書類が優先されます。コピーの提出で済む場合が多いですが、後日原本の提示を求められることもあるため、手元に用意しておきましょう。学生の場合は学生証の提示を求められることもあります。
収入証明書
家賃の支払い能力を確認するために、収入を証明する書類の提出が求められます。会社員であれば前年度の源泉徴収票や直近3ヶ月分の給与明細が一般的です。源泉徴収票が手元にない場合は勤務先に再発行を依頼しましょう。自営業やフリーランスの方は、確定申告書の控えや納税証明書が必要になります。
連帯保証人の情報
申込書には、連帯保証人の氏名・生年月日・住所・電話番号・勤務先・年収などの詳細情報を記入する必要があります。一般的には両親や親族に依頼するケースが多いため、事前に連絡を取り、必要な情報を聞いておきましょう。なお、近年は保証会社の利用が条件となっている物件が増えており、その場合は連帯保証人ではなく「緊急連絡先」としての情報のみで済むこともあります。
印鑑(認印)・申込金
申し込み段階では認印(朱肉を使うタイプの印鑑)があれば対応できるのが一般的です。シャチハタ(インク浸透印)は不可とされることが多いため注意しましょう。また、不動産会社によっては申込金(1万円〜家賃1ヶ月分程度)の支払いを求められることがあります。申込金は契約時に初期費用の一部に充当され、キャンセルした場合は返金されるのが原則です。
▼関連記事:申し込みから入居までの全体の流れを把握しておくと、準備がスムーズです。
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賃貸契約時に必要な書類
入居審査を通過したら、いよいよ賃貸借契約の締結です。契約時には法的効力を持つ書類に署名・捺印するため、原本や公的機関が発行した書類の提出が求められます。以下の書類を事前に揃えておきましょう。
住民票の写し
住民票は本人の身元確認のために必要な書類です。市区町村の役所やコンビニのマルチコピー機(マイナンバーカード利用)で取得できます。契約時に提出する住民票は「発行後3ヶ月以内」のものが求められるのが一般的です。入居者が複数の場合は全員分の住民票が必要になります。なお、マイナンバーが記載されていないものを発行してもらいましょう。個人情報保護の観点から、不動産会社ではマイナンバー記載の住民票は受け取れないケースがほとんどです。
印鑑証明書と実印
賃貸借契約書には、自治体で印鑑登録を済ませた実印での捺印を求められることがあります。その際、印鑑が実印であることを証明する印鑑証明書もセットで必要です。印鑑登録をしていない方は、役所で登録手続きを行ったうえで証明書を発行してもらう必要があります。登録には本人確認書類と実印用の印鑑が必要で、自治体によっては即日発行できないこともあるため、余裕をもって手続きしましょう。不動産会社から指定がなければ認印で対応できる場合もあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
収入証明書(源泉徴収票・給与明細など)
申し込み時に提出している場合でも、契約時に改めて収入証明書の提出を求められることがあります。会社員の場合は源泉徴収票や直近の給与明細、自営業の場合は確定申告書の控えや納税証明書を準備しましょう。転職したばかりで源泉徴収票がない場合は、雇用契約書や内定通知書で代用できるケースもあります。
連帯保証人の必要書類
連帯保証人を立てる場合、保証人本人の住民票、印鑑証明書、実印、身分証明書のコピー、収入証明書(源泉徴収票など)が必要になることがあります。保証人が遠方に住んでいる場合、書類のやり取りに時間がかかるため、早めに依頼しておくことが大切です。郵送でのやり取りが必要な場合は、1週間以上の余裕を持ちましょう。保証会社を利用する場合は、保証会社独自の審査書類の提出が必要ですが、連帯保証人の書類は不要となるのが一般的です。
賃貸契約時に必要なお金
初期費用の内訳と目安
賃貸契約時には、敷金(家賃1〜2ヶ月分)、礼金(家賃0〜1ヶ月分)、前家賃(家賃1ヶ月分)、日割り家賃、仲介手数料(家賃0.5〜1ヶ月分+税)、保証会社利用料(家賃の30〜100%)、火災保険料(1.5〜2万円程度)、鍵交換費用(1.5〜2万円程度)などを支払います。合計すると家賃の4〜6ヶ月分が目安です。
支払い方法とタイミング
初期費用の支払いは、審査通過後1週間〜10日以内に求められるのが一般的です。支払い方法は銀行振込が主流ですが、不動産会社によってはクレジットカード払いに対応しているところもあります。振込の場合は振込控えを大切に保管しましょう。支払いが完了しないと鍵の引き渡しが行われないため、引っ越し予定日から逆算して早めに準備することが重要です。
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【属性別】追加で必要になるもの
賃貸契約で求められる書類は、職業や状況によって異なります。ここでは、属性別に追加で必要となる書類をご紹介します。
学生の場合
学生が賃貸契約を結ぶ場合、学生証の提示を求められることがあります。新入学生で学生証がまだ発行されていない場合は、合格通知書や入学許可証で代用できます。また、学生本人には安定した収入がないため、契約者を親(保護者)にするのが一般的です。この場合、親の収入証明書(源泉徴収票など)と身分証明書、住民票、印鑑証明書が必要になります。学生本人が契約者となる場合でも、連帯保証人として親の情報が必要です。
新社会人(新卒)の場合
新卒で就職を控えている方は、まだ勤務実績がないため源泉徴収票や給与明細を用意できません。代わりに、内定通知書や雇用契約書(労働条件通知書)の提出で対応するのが一般的です。給与条件が記載されているものを用意しましょう。場合によっては、当面の生活費があることを示すために預貯金残高証明書や通帳のコピーを求められることもあります。
フリーランス・自営業の場合
フリーランスや自営業の方は、会社員のような給与明細がないため、直近の確定申告書の控え(税務署の受付印またはe-Taxの送信完了証付き)や納税証明書で収入を証明します。事業を始めたばかりで確定申告書がない場合は、開業届のコピーや取引先との契約書、預貯金残高証明書などで補完することもあります。収入の安定性を示す書類をできるだけ多く準備しておくと、審査に通りやすくなります。
無職・転職中の場合
転職活動中や一時的に無職の方でも、賃貸契約を結ぶことは可能です。ただし、収入を証明する書類がない分、預貯金残高証明書や通帳のコピーで資金力を示す必要があります。転職先が決まっている場合は、内定通知書を提出することで審査に有利に働きます。連帯保証人の収入が安定していることも重要なポイントです。保証会社の審査に通過できれば、比較的スムーズに契約を進められるでしょう。
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賃貸契約をスムーズに進めるためのポイント
書類は余裕をもって準備する
住民票や印鑑証明書は役所の窓口で即日取得できますが、混雑状況によっては時間がかかることもあります。マイナンバーカードをお持ちの方は、コンビニ交付を利用すると便利です。源泉徴収票は勤務先に再発行を依頼する場合、数日〜1週間ほどかかるケースもあるため、早めの手配を心がけましょう。連帯保証人が遠方に住んでいる場合は、書類の郵送期間も考慮して余裕をもったスケジュールを組むことが大切です。
重要事項説明と契約書の確認ポイント
賃貸借契約を結ぶ前に、宅地建物取引士から「重要事項説明」を受けることが法律で義務づけられています。重要事項説明では、物件の所在地や構造、賃料・管理費、契約期間、更新料の有無、退去時の原状回復義務、禁止事項などが説明されます。専門用語が多く分かりにくい部分もありますが、不明点は遠慮なく質問しましょう。
特に確認しておきたいのは、退去時の原状回復の範囲、更新料や更新事務手数料の金額、途中解約時の違約金の有無、設備の修理負担(貸主負担か借主負担か)などです。契約書の内容に納得してから署名・捺印するようにしてください。一度契約を結ぶと簡単には解約できないため、慎重な確認が新生活のトラブル防止につながります。
▼関連記事:退去時の費用トラブルを防ぐために、契約前に確認しておくと安心です。
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賃貸契約時にあると便利な持ち物
書類やお金以外にも、契約当日にあると便利な持ち物があります。まず、メモ帳とペンは重要事項説明を受ける際に気になったポイントを書き留めるのに役立ちます。スマートフォンで撮影してもよいですが、手書きのメモがあると後から見返しやすいです。
また、銀行口座の通帳やキャッシュカードも持参しましょう。家賃の引き落とし口座を設定するための「預金口座振替依頼書」に口座情報を記入する必要があり、銀行届出印の押印も求められます。口座番号を正確に把握していないと手続きが滞ることがあるため、通帳やキャッシュカードで確認できるようにしておくと安心です。契約書は細かい文字で書かれていることが多いため、老眼鏡やルーペが必要な方は忘れずに持っていきましょう。
まとめ
賃貸契約に必要なものは、「申し込み時」と「契約時」で段階的に異なります。申し込み時には身分証明書・収入証明書・連帯保証人の情報・認印が基本で、契約時にはそれらに加えて住民票・印鑑証明書・実印・初期費用の支払いが必要です。学生や新社会人、フリーランスの方はそれぞれ追加書類が必要になるため、自分の状況に合った準備を進めましょう。
書類の中には取得に時間がかかるものもあるため、物件が決まったら早めに不動産会社に必要書類を確認し、余裕をもって準備を進めることが、スムーズな契約と快適な新生活への第一歩です。エアドアでは仲介手数料が最大無料の物件を多数掲載しており、オンラインで効率的にお部屋探しから契約までを進めることができます。これから賃貸物件を探す方は、ぜひエアドアもチェックしてみてください。
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