賃貸の退去連絡はいつまでにする?期限の確認方法
賃貸の退去連絡をいつまでにすべきかは、賃貸借契約書に記載されている「解約予告期間」によって決まります。
一般的には退去日の1ヶ月前まで
賃貸の退去連絡は、退去日の1ヶ月前までに行うのが最も一般的です。国土交通省が推奨する「賃貸住宅標準契約書」でも、解約通知は30日前と定められており、これが業界の標準となっています。ただし、すべての物件が1ヶ月前とは限りません。物件によっては2ヶ月前、まれに3ヶ月前と設定されている場合もあります。
契約書の「解約予告期間」を必ず確認する
賃貸の退去連絡の期限を正確に把握するためには、手元の賃貸借契約書を確認することが不可欠です。「解約に関する事項」や「契約の解除」といった条項の中に、「解約予告期間は○ヶ月前」「退去の○日前までに通知」といった記載があります。引っ越しが決まったら、物件探しの前にまず契約書を確認しましょう。
「1ヶ月前」と「30日前」の数え方の違い
契約書に「1ヶ月前」と書かれている場合と「30日前」と書かれている場合では、退去日の計算方法が異なります。1ヶ月前の場合、4月15日に連絡すれば最短退去日は5月14日です。30日前の場合は、連絡日から暦日で30日後となります。特に2月や月末に退去連絡をする場合に差が出るため、正確に把握しておきましょう。
賃貸の退去連絡は誰にする?連絡先の確認方法
賃貸の退去連絡の連絡先は、物件の管理形態によって異なります。
管理会社が入っている場合→管理会社に連絡
大多数の賃貸物件では、管理会社が物件の管理を行っています。この場合、退去連絡の相手は管理会社です。管理会社の連絡先は、契約書や重要事項説明書に記載されているほか、入居時に渡された書類や物件のエントランスに掲示されていることもあります。
大家さんが直接管理している場合→大家さんに連絡
管理会社を介さず、大家さんが直接物件を管理している場合は、大家さんに直接退去連絡を行います。大家さんの連絡先も契約書に記載されています。
仲介した不動産会社は退去連絡先ではない場合が多い
入居時に物件を紹介してくれた仲介の不動産会社は、基本的に退去連絡の相手ではありません。仲介会社と管理会社は別であることが多いため、退去連絡は必ず管理会社または大家さんに行いましょう。連絡先がわからない場合は、仲介会社に管理会社の連絡先を問い合わせることはできます。
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賃貸の退去連絡の伝え方|電話とメールの例文
賃貸の退去連絡はどのように伝えればよいのか、具体的な方法と例文をご紹介します。
まずは電話で連絡するのが基本
賃貸の退去連絡は、まず電話で行うのが最もスムーズです。電話で退去の意思と退去希望日を伝えた後、管理会社から解約通知書(退去届)が郵送またはメールで届くため、必要事項を記入して返送します。電話だけで手続きが完了するわけではないため、解約通知書の提出もセットで行いましょう。
電話での伝え方の例としては、「お世話になっております。○○マンション○号室の○○です。このたび退去を予定しておりまして、○月○日頃の退去を希望しています。解約手続きを進めていただけますでしょうか」のように、物件名・部屋番号・氏名・退去希望日を簡潔に伝えましょう。
メールでも連絡可能だが電話との併用が安心
管理会社によっては、メールやWebフォームでの退去連絡を受け付けている場合もあります。ただし、メールは相手が確認するまで時間がかかることがあるため、送信後に電話で「メールを送りましたのでご確認ください」とフォローするのが確実です。メールだけでは正式な退去連絡として受理されないケースもあるため注意しましょう。
メールで連絡する場合の件名は「賃貸物件解約(退去)のご連絡」とし、本文には物件名・部屋番号・氏名・連絡先・退去希望日・退去立ち会いの希望日時を記載します。
解約通知書(退去届)の提出を忘れずに
電話やメールで退去の意思を伝えた後、管理会社から「解約通知書」が届きます。解約通知書には、解約日(家賃発生の最終日)、退去日、退去立ち会いの希望日時などを記入して返送します。この書類が管理会社に届いた時点で、正式な退去連絡として受理されるケースが多いため、できるだけ早く提出しましょう。
賃貸の退去連絡が遅れたらどうなる?
賃貸の退去連絡が解約予告期間の期限を過ぎてしまった場合のリスクを確認しておきましょう。
連絡日から解約予告期間分の家賃が発生する
退去連絡が遅れた場合でも退去自体は可能ですが、連絡した日から解約予告期間分の家賃を支払う義務が生じます。たとえば、解約予告期間が1ヶ月の物件で5月15日に退去連絡をした場合、最短の解約日は6月14日となり、たとえ5月中に引っ越しを済ませても6月14日までの家賃が発生します。
更新日をまたぐと更新料が発生することも
退去連絡が遅れた結果、解約日が契約更新日を超えてしまうと、更新料(一般的に家賃1ヶ月分)が発生します。わずか数日のずれで家賃1ヶ月分もの更新料がかかることになるため、契約更新日が近い場合は特に注意が必要です。
急な退去でも連絡した日から1ヶ月分の家賃を払えば退去可能
「明日退去したい」というような急な事情がある場合でも、連絡日から解約予告期間分の家賃を支払えば退去することは可能です。つまり、即日退去したい場合は1ヶ月分の家賃を追加で支払う形になります。急な転勤などやむを得ない事情がある場合は、まず管理会社に相談しましょう。
賃貸の退去連絡後にやるべき手続きの流れ
退去連絡を終えたら、退去日までに以下の手続きを進めましょう。
引っ越し業者の手配
退去日が決まったら、引っ越し業者の見積もりと予約を早めに進めましょう。特に1〜3月の繁忙期は予約が取りにくくなるため、余裕を持った手配が必要です。複数社から相見積もりを取ることで費用を抑えられます。
ライフラインの停止・開始手続き
電気・ガス・水道の停止手続きを退去日に合わせて行いましょう。新居のライフラインの開始手続きも並行して進めます。ガスの閉栓・開栓は立ち会いが必要な場合があるため、早めの予約がおすすめです。
転出届・郵便物の転送届の提出
旧住所の市区町村役場で転出届を提出し、郵便局で転居届を提出します。転出届は引っ越しの14日前から提出可能です。郵便物の転送届はWebからも手続きでき、届出日から1年間、旧住所宛ての郵便物が新住所に転送されます。
退去立ち会いと鍵の返却
退去日には、管理会社または大家さんの立ち会いのもとで室内の状態確認が行われます。壁や床の傷、設備の破損などがチェックされ、敷金の精算に反映されます。荷物をすべて搬出した状態で立ち会いに臨み、最後に鍵を返却して退去完了です。
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賃貸の退去連絡で損をしないための5つの注意点
賃貸の退去連絡で余計な出費を防ぐための注意点をまとめます。
退去連絡は引っ越しが決まったらすぐに行う
退去連絡は早ければ早いほど有利です。新居の契約を結ぶ前に旧居の解約日を確定させることで、二重家賃のリスクを最小限に抑えられます。「引っ越し先が決まってから連絡しよう」と先延ばしにすると、損をする可能性が高くなります。
退去月の家賃が日割りか月割りかを確認する
退去月の家賃が日割り計算か月割りかは物件によって異なります。日割り計算であれば退去日までの家賃だけで済みますが、月割りの場合は月の途中で退去しても1ヶ月分の家賃を支払う必要があります。契約書の「賃料精算方法」を確認しておきましょう。
新居にフリーレント物件を選んで二重家賃を防ぐ
新居がフリーレント付きの物件であれば、入居後の一定期間は家賃が無料になるため、旧居との二重家賃を回避しやすくなります。
退去連絡は証拠が残る形で行う
電話で退去連絡をした場合でも、日時と内容をメモに残しておきましょう。可能であれば、電話の後にメールでも連絡内容を送っておくと、「連絡した・していない」のトラブルを防げます。
退去立ち会い前に室内の掃除をしておく
退去立ち会いの前に、室内をできる限りきれいに掃除しておきましょう。汚れが目立つと原状回復費用が高くなる可能性があります。特に水回りやレンジフードなどの油汚れは、掃除しておくことで退去費用を抑えられることがあります。
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まとめ|賃貸の退去連絡は早め・正確・証拠残しが鉄則
賃貸の退去連絡は、基本的に退去日の1ヶ月前までに管理会社または大家さんに行います。ただし、物件によっては2〜3ヶ月前の連絡が必要な場合もあるため、必ず契約書の「解約予告期間」を確認しましょう。
退去連絡が遅れると、退去後も家賃が発生したり、更新料を支払うことになるリスクがあります。引っ越しが決まったらすぐに連絡し、電話とメールの両方で証拠を残しておくのが安心です。退去連絡後は、引っ越し業者の手配、ライフラインの停止、転出届の提出、退去立ち会いと段取りよく進めましょう。
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